中山木型、3Dプリンター使いの上原です
身近になったQRコード。スマホのアプリで読み込めば直接サイトに移動できます。便利ですねぇー。あの白と黒のドットだけで文字を表現する・・・考えた人は凄いです。QRコードは2次元ですが、立体のQRコードを見たことがありますか?立体になっていたら面白そうですよね?どうせならパズルにしよう!!軽い気持ちから作った作品ですが・・・苦労しました(汗)
データ作成から3Dプリンターの出力まで
どんな立体が良いかな?と考えた結果、QRコードは正方形。上から見たら四角に見える形状・・・・ピラミッドにしました。
ピラミッドの黄金比をネット調べると、高さと1辺の長さの比率は、1:1.6と言うことがわかりました。
一応、こだわって作ります。
CADでデータを作るのも、パズルにするのも、そこまで難しくありません。
正常にデータが作成できたかの確認は、パソコンの画面にQRコードを表示して、スマホで読み込めます。
あとは、3Dプリンターで作るだけです。
ピラミッド型のQRコードは・・・
良い感じに完成しました。
あとは、読み込めるかのテストです・・・・・あれ?
スマホの高さ・角度が問題?
いろいろ確認したところ、ピラミッドの内側が高さがあるため、影になってしまい・・・黒色として認識しているようです。
CADでは問題なかったので、安心していたのですが・・・・。
影を無くすために、下側からライトをあてるのですが、アプリの反応が悪いです。
たまに反応するだけ・・・・ライトをあてると光が製品に反射するみたいです・・・失敗です。
高低差のない方が良さそう、形状変更します
ピラミッド型をあきらめ、別な形状に変更しました。
影の影響が無いように、高低差を少なめにします。イメージ的には、横から見た時に未来的なビル群に見えるように・・・・。
アプリの反応も良く、問題なしです。やっと成功です!!
立体QRコードのまとめ
高低差が問題になった作品でしたが、デザインの変更はまだまだ可能です。今回は、33x33のQRコードを使用したため、1,089個の凹凸ができたことになります。33より少なくても表現できるので、材料を少なくすることもできそうです。
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有限会社中山木型製作所 担当:上原 電話:0566-42-4838